天ぷらといえばエビやいか・キスなどの海鮮類、レンコン・さつまいもなどの根菜類、かぼちゃやナスなどの果菜類などが一般的ですが、最近ではもずくの天ぷらも注目を集めています。
しかしながら、もずくの天ぷらの作り方や、そのおいしさを知らない方も多いいのではないでしょうか。
もずく天ぷらは、海藻の一種であるもずくを揚げた料理です。
最近では、健康志向の高まりや、ローカルフードのブームにより、もずく天ぷらを提供するお店も増えています。
また、自宅でも手軽に作ることができ、アレンジレシピも豊富です。
本記事では、もずく天ぷらの基本的な情報から、作り方やおいしい食べ方、栄養価や健康効果、選び方や保存方法など幅広く解説します。
もずく天ぷらに興味がある方はもちろん、初めて聞いた方でも、本記事を読むことで、もずく天ぷらの魅力や、その楽しみ方を知ることができます。
もずく天ぷらとは?
もずく天ぷらとは、もずくを天ぷら衣で揚げた日本の料理です。
もずくは海藻の一種で食物繊維やミネラルが豊富に含まれ、健康食材として注目されています。
天ぷら衣は、小麦粉や卵、水などを混ぜ合わせて作る衣でサクサクとした食感が特徴。
もずく天ぷらは揚げたてが美味しく食べる前に軽く塩を振って頂きます。
温かいうどんに乗せたり、パンにはさんでサンドイッチにしたり、もずく天ぷら丼にと、アレンジレシピも豊富です。
もずく天ぷらの栄養価
もずく天ぷらには、もずく本来が持つ栄養素が含まれています。
主な栄養素としては、食物繊維、カルシウム、マグネシウム、鉄分、カリウム、ビタミンA、ビタミンC、コラーゲンなどが挙げられます。
食物繊維は、便通を促進する働きがあり、腸内環境を整える効果が期待できます。
カルシウムやマグネシウムは、骨や歯の形成に重要な役割を持ち、健康な骨を維持するために必要です。
鉄分は、貧血の予防や免疫力の向上に役立ちます。
カリウムは、血圧を下げる効果があり、高血圧の改善に効果的です。
ビタミンAは、目の健康維持や免疫力向上に役立ち、ビタミンCは、抗酸化作用による美肌効果や免疫力の向上に役立ちます。
コラーゲンは、皮膚や髪の健康維持に役立ち、美肌効果が期待できます。
以上のように、
もずく天ぷらには様々な栄養素が含まれ健康効果が期待できますが、揚げ物という性質上、油分が多いため、適量にとるように注意しましょう。
もずく天ぷらの選び方と保存方法
もずく天ぷらは、揚げたてが一番美味しいですが、余った場合の保存方法について説明します。
まず、揚げたてのもずく天ぷらは、余分な油をキッチンペーパーなどでよく拭き取り、密閉容器に入れ、冷凍庫に保存することができます。
保存期間は約1週間程度が目安です。再加熱して食べる場合は、オーブントースターなどで加熱するとよいでしょう。
また、生もずくを天ぷらにする場合は、食べる前にさっと湯通ししてから天ぷらにすると、風味や食感が良くなります。
余った生もずくは、キッチンペーパーで包んで密閉袋に入れ、冷蔵庫の野菜室へ保存。
保存期間は、おおよそ3日間が目安です。
以上のように、もずく天ぷらの保存方法には、揚げたものと生のもので異なる点があります。保存期間や保存場所にも注意し、美味しく食べられるようにしましょう。
もずくの下処理方法と購入時の注意
もずく下処理
もずくは、天ぷらやサラダ、酢の物など様々な料理に使用されますが、食べる前には下処理が必要です。
下処理をしないと、食感が悪くなったり、苦味が出たりすることがありますので、しっかり下処理をしましょう!
①もずくをよく洗う
もずくをよく洗って、砂や汚れを落としましょう。
流水で洗う場合は、手で軽くもみ洗いをすると◎。
②もずくを塩水に漬ける
もずくを塩水に漬けて、苦味を抜きます。
塩水は、水1リットルに対して塩大さじ1を目安にします。
もずくが浸かるように容器に入れ冷蔵庫で数時間から半日程度漬け、時間が経ったら、塩水を捨ててもずくを流水で洗い水気を切ります。
③刻む
もずくを食べやすい大きさに刻みましょう。
サラダなどで使用する場合は、細かく刻むと食べやすいです。
苦味を抑えるために塩水に漬ける工程が必要ですが、塩加減には注意して行ってください。また、刻む際には、食べやすい大きさにすることで、料理の出来栄えが良くなりますよ。
もずく購入時の注意
もずくは、日本各地で採れる海藻の一種であり、多くのスーパーや食品店で販売されています。もずくを購入する際には、以下の点に注意することが大切です。
・見た目のチェック
もずくは、鮮度が落ちると黄ばんできます。
また、痛んでいるものや腐っているものもあるので、購入する際には見た目をよくチェックして、鮮度が良いものを選びましょう。
・産地の確認
もずくは、日本各地で採れますが産地によって品質が異なります。
特に、沖縄県産のもずくは、味が濃く、食感が良いとされています。
購入する際には、産地を確認して、自分好みのもずくを選ぶようにしましょう。
・賞味期限の確認
もずくは、鮮度が落ちやすい食材のため、賞味期限にも注意が必要です。購入する際には、必ず賞味期限を確認して、できるだけ新しいものを選ぶようにしましょう。
・包装状態の確認
もずくは、水分を含んでいるため、包装状態が悪いと腐りやすくなります。購入する際には、包装状態をよく確認して、密封されたものを選ぶようにしましょう。
以上が、もずくを購入する際に注意するべき点です。鮮度が良く、賞味期限の長いものを選ぶことで、より美味しく料理を楽しむことができます。
もずく天ぷらレシピ
油で揚げる時に、生地を厚めにするとモチモチに、薄めにするとカリカリに揚がります。お好みの食感を楽しんでね♪
もずく天ぷらのおすすめの食べ方
・タレに着けて食べる
もずく天ぷらは、出汁醤油やポン酢、そばつゆやめんつゆなどのタレにつけて食べるのがおすすめです。また、すだちやレモンなどの柑橘系の果汁をかけると、さっぱりとした風味が加わって美味しくいただけます。
・アレンジ塩で食べる
おしゃれに塩をアレンジするのもおすすめです。
わさび塩・・・わさび小さじ1 塩大さじ1
カレー塩・・・カレー小さじ2 塩大さじ1
梅塩・・・梅干し1個 塩大さじ1(梅干しをつぶし、塩と混ぜ合わせます。)
自分好みに調整して下さい。
・ご飯と一緒に食べる
ご飯の上にもずく天ぷらをのせて、タレをかけて食べるととてもおいしいです◎
・お酒のつまみとして楽しむ
もずく天ぷらは、ビールや日本酒などのお酒のつまみとしてもおすすめ!
香り高いビールと一緒にいただくと、より一層美味しく感じられます。
まとめ
もずく天ぷらは、独特の食感や味わいがあり、他の天ぷらとは一味違った魅力があります。また、作り方も比較的簡単で、手軽に作ることができます。さらに、もずくに含まれる食物繊維やミネラルなどの栄養素は、健康維持や美容にも効果的です。
食事のバリエーションを増やしたい人や、健康や美容に気を使っている人にとっては、もずく天ぷらはおすすめのメニューです。
是非、試してみてください。